【2025年】ペットに関する悩み・心配事からみる飼い主の傾向変化

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この記事は2025/2月時点の最新のデータ(2024年に発表されもの)を元に作成しています。

2024年全国犬猫飼育実態調査によると、2024年におけるペット飼育頭数は

  • 犬…679億6000頭(減少傾向)
  • 猫…915億5000頭(微増傾向)

という結果でした。

2023年と比べると、犬は48,000頭減少しており、逆に猫は86,000頭増加しています。

猫の数が増加している要因の1つに、飼育費用が犬に比べて少ないことが挙げられます。

トリミング代や医療費・散歩用品など、犬の飼育は猫に比べてお金がかかります。

そんなペット事情ですが、2025年現在ペットの飼い主はどのような悩み・心配事を抱えているのでしょうか。

この記事ではペットに関する悩み・心配事について解説し、そのお悩み解決のための便利グッズも紹介します。

ペット需要が広がっているいま、ペット関連のサービスはどんどん新しいものが登場するでしょう。

新たなビジネスが眠っているかもしれません。

※参照元:令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)ペットブームは頭打ち?(経済産業省)

【2024年調査】ペットに関する悩み・心配事とは?

まずは2024年に発表されたペットに関する悩み・心配事についてみていきましょう。

ここでは、

  1. ペット飼育前に感じる悩み・心配事
  2. 飼育中のペットに対する悩み・心配事
  3. 他の家庭のペットに対する悩み・心配事

について順番に解説します。

ペット飼育前に感じる悩み・心配事

ペットを飼育したいと考える人は飼育前に

  • 経済的な負担
  • ペットと暮らす住居の問題
  • ペットとの別れの心配
  • 旅行など長期で外出する際の問題

といった悩み・心配事を感じていることがわかりました。

※参照元:令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)

また犬と猫で順位は異なるものの、飼育を考え直す理由としては同じ内容が上位を占めています。

犬における飼育阻害要因

犬の飼育希望者における飼育阻害要因には、以下の理由が挙げられます。

飼育阻害要因回答者の割合
世話をするのにお金がかかるから29.7%
集合住宅に住んでいて禁止されているから28.5%
別れがつらいから25.2%
旅行など長期の外出がしづらくなるから25.1%

など。

犬における飼育阻害要因
※画像引用元:令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)

この結果から、犬を飼いたいが飼えない人の最大の悩みは経済的負担であることが分かりました。

実際に犬1頭あたりの生涯にかかる必要経費は、2,711,875円(猫は1,606,097円)で、決して安くはない金額です。

また

  • ペットフード代
  • おやつ代
  • ペット用品
  • 獣医にかかる医療費
  • トリミング代
  • ペット保険

など、犬を飼育するのにかかる費用は多岐にわたり、その値段はペットの家族化・高寿命化に伴い、近年増加しています。

そのため、世話をするのにお金がかかるからという理由は、今後も飼育阻害要因の中で大きな割合を占めるでしょう。

猫における飼育阻害要因

猫の飼育希望者における飼育阻害要因には、以下の理由が挙げられました。

  • 集合住宅に住んでいて禁止されているから…34.4%
  • 世話をするのにお金がかかるから…25.7%
  • 別れがつらいから…24.4%
  • 旅行など長期の外出がしづらくなるから…22.2%

など。

猫における飼育阻害要因
※画像引用元:令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)

猫を飼いたいが飼えない人の最大の要因は、集合住宅に住んでいてペットの飼育が禁止されていることです。

近年はペットを室内で飼育するケースが多くなり、ペット可物件の需要が急速に増加しています。

国土交通省によると2005年以後に完成したマンションの9割以上はペット飼育可能となっていますが、全体的(マンション・アパートに限る)にみるとペットと暮らせる物件数はまだ少ないのが現状です。

そのため、今後ペット可物件の普及が進めば、猫の飼育数が伸びていく可能性もあるのではないかと考えられます。

※参照元:平成30年度マンション総合調査結果(国土交通省)

飼育中のペットに対する悩み・心配事

飼育中のペットに対する悩み・心配事としては、

悩み・心配事回答者の割合
ペットが病気やケガをしないか12.4%
留守にしたり、旅行にいけない8.9%
自分より先に寿命がきてしまう7.3%
掃除が大変6.3%
医療費が高い5.4%
※参照元:ペットに関する調査(2024年)(クロスマーケティング)

が挙げられました。

1位と3位、5位にはペットの病気やケガ・医療に対する不安が挙げられており、飼い主がペットの健康に高い関心を持っていることが分かります。

また別のアンケートでも、ペット飼育者のうち76.4%が健康診断を受けさせた経験があると回答しており、飼い主の多くはペットの健康面に強い意識を向けていると言えるでしょう。

飼育中のペットに対する悩み・心配事

※画像引用元:犬・猫の飼い主127人に聞いた!自分よりペット優先!?76.4%が健康診断を実施。ペットドックに関するアンケートを実施(PETEMO)

他の家庭のペットに関する悩み・心配事

他の家庭のペットに関する悩み・心配事としては、

悩み・心配事回答者の割合
散歩中のトイレの不始末が気になる13.2%
鳴き声(吠え声など)が大きい8.7%
ペットのにおいが気になる7.1%
散歩中の犬をつい撫でたくなる5.4%
スーパーなど店内にペットがいると衛生面が気になる4.1%
※参照元:ペットに関する調査(2024年)(クロスマーケティング)

という結果でした。

4位の散歩中の犬をつい撫でたくなるという回答以外は、ペットトラブルの原因にもつながる内容です。

大切なペットを原因とした思わぬトラブルを起こさないよう、ペットの飼い主には

  • 他人に迷惑をかけない適正飼育すること
  • 飼い主としての責任やモラルをもつこと
  • 社会のルールやマナーを守ること

が求められます。

【2025年】現在発売中の悩み・心配事を解決してくれる便利ペット関連グッズを紹介

つづいて、悩み・心配事を解決するための便利グッズの紹介です。

全て2025年1月現在発売中の商品です。

参考にしてみてください。

ペットの健康管理ができる首輪型デバイス Pet Voice

Pet Voice
※画像引用元:Pet Voice

Pet Voiceは犬や猫の首に取り付けることで、以下の項目を測定できるデバイスです。

  • 安静時心拍数
  • 安静時呼吸数
  • 直腸温の推定(全体/安静時)
  • 散歩(ルート/距離/時間)
  • 休息量
  • 水飲み
  • 食事
  • トイレ
  • 活動量
  • 毛繕い
  • 室温/湿度

測定項目に異常がある場合には通知が届き、オンラインで獣医師への相談や動物病院の予約をすることが出来ます。

また動物病院と共有することで、獣医師のサポートでペットの健康状態をチェックすることも可能です。

日頃からデータを把握しておくことで、病気の早期発見やペットの生活習慣の見直しに役立つ便利なアイテムです。

大切な家族を見守るペットカメラ Furbo

ペットカメラ Furbo
※画像引用元:Furbo

AIペットカメラであるFurboは、ペットの留守番のお悩み解消に役立つアイテムです。

Furboには自動追尾機能や行動通知機能がついており、飼い主は外出先からでもペットの様子をすぐに確認することができます。

また専用のアプリを使ってペットに声をかけたり、おやつをあげたりすることも出来るため、留守番中の犬や猫の分離不安軽減にもつながるでしょう。

ペットのイタズラによる誤食や熱中症など、留守中はトラブルが起こるケースもあるため、ペットの異変を通知してくれる機能は助かります。

猫用全自動トイレ miruto

猫用全自動トイレ miruto
※画像引用元:miruto

飼育中の掃除の悩みには、猫用全自動トイレmirutoがおすすめです。

mirumoは全自動清掃機能がついているため、飼い主は2週間に1度ゴミ交換をすることで、トイレの清潔を保つことができます。

猫は綺麗好きな動物で、トイレの環境が膀胱炎や腎臓病など泌尿器系疾患の原因となるケースもあります。

mirumoはアプリを使用して、猫の排尿回数・時間・体重を記録することも出来るため、猫の健康管理にも役立ちます。

猫の泌尿器系疾患では排尿回数が増えたり、トイレの時間が長くなるため、アプリでデータを記録・確認できるのは安心ですね。

まとめ

以上、ペットに関する悩み・心配事と便利グッズを紹介しました。

近年のペットの家族化・高寿命化に伴って、飼い主はペットの健康に大きな関心を持っていることがわかりました。

ただ、それと比例するかのようにさまざまな悩みや心配事も増えている印象です。

今後も多様化する飼い主のニーズに合わせて、様々な便利グッズが開発・発売されると予想されます。

自社の技術や知識を活かし、他業種から新規参入するケースも多くなっています。

実際にペトプロにも他業種からペット関連商品の開発をご相談いただいたケースはいくつもあります。

ぜひこちらも参考にしてみてください!

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Toshiyuki Uwai
ペトプロ代表

獣医師免許保有。
企業動物病院の現場マネジャーを3病院で経験。
現在は、動物に関係する教育・人材・webマーケ事業などを展開中。