ペットホテルの収益を上げるためには、認知度や集客の向上が重要です。
ペットホテルの運営に必要な第一種動物取扱業・保管業の届出状況は、年々増加。
保管業にはペットホテルの他、動物を預かるトリミング施設やペットシッターが含まれていますが、公開された登録件数は平成25年~令和5年まで伸び続けています。
コロナ禍でも増え続けているということです。
登録件数が増加するということは、ライバルとなる企業が増え、競争の激化を意味します。
収益拡大のためにはwebも活用して、認知度・集客アップを目指しましょう。
本記事ではペットホテルのweb集客について解説していきます。
ペットホテルのweb集客方法
ペットホテルのweb集客方法は主に以下の5つです。
- ホームページ開設
- ホームページ・ブログ・メディアで情報発信(SEO対策)
- SNS運用(X、Instagram、TikTok、YouTubeなど)
- web広告運用
- GoogleマップでMEO対策
ホームページ
web集客を行うために、まずはHPを開設しましょう。
ホームページで見込める効果としては、
- 多くの人にペットホテルの存在を知ってもらえる
- HPがあるということで、ホテルの信頼性につながる
- ペットホテルへの予約・問い合わせの増加
- SNS等で拡散されることで更なる集客が見込めること
などが挙げられます。
参考:ライオンペット株式会社
SEO対策
HPの開設時には、同時にSEO対策を実施することが大切です。
SEO対策とは検索エンジン最適化のことを言います。
HPが検索上位に表示させることで、ニーズの高いユーザーからの認知、集客に繋がります。
具体的には、Googleなどの検索エンジンで検索上位に表示されるよう、HPの構成や記述内容を調整することです。
参考:ユニ・チャームペット
SNS(X、Instagram、TikTok、YouTubeなど)
SNSの運用では自社の公式アカウントを作成し情報発信をすることで、ブランディングや認知拡大、フォロワーからの口コミを獲得することができます。
集客には
- X(旧Twitter)
- TikTok
- LINE
- YouTube
などのSNSが使用されるケースが多いです。
参考:いなばペットフード
- Facebook:https://www.facebook.com/inabapetfood/
- Instagram:https://www.instagram.com/ciao_campaign/
- X(旧Twitter):https://twitter.com/inaba_campaign
- YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCJZGrb_MHF3lhQqjhfDh1aA
SNSは基本的に無料で利用できるため、自社で運用する場合には費用は掛かりません。
しかし、SNSには炎上リスクや長期的な戦略の必要性があるため、運用を専門家に委託するケースもあります。
SNSの運用を代行する場合、依頼する内容や業務量によって変動しますが、月額10万〜50万円程度が費用の相場です。
web広告
※画像引用元:Yahoo!
※画像引用元:記事広告(Google検索)
web広告とは、インターネットを通じて配信される広告全般を指します。
ペットホテルの集客にweb広告を利用するメリットは、主に以下の4つです。
- テレビ広告や新聞などのマスメディア広告と比べて安価
- ターゲットを絞って広告を配信することができる
- 閲覧数やクリック数など、広告の効果をほぼリアルタイムで確認できる
- 分析結果をもとに、広告の修正や変更が簡単にできる
MEO対策
トリミング&ペットホテルSOPRA(ソプラ)六本木店
Googleマップでの情報表示とMEO対策も認知拡大を期待できるweb集客方法です。
MEO対策とは、地図エンジン最適化のことで、登録した店舗情報をGoogleマップで上位表示させるための施策を指します。
MEO対策を行うメリットは
- 地域のユーザーに見てもらいやすいこと
- 来店意思の高いユーザーに届きやすいこと
- 住所・電話番号・営業時間などの情報を提供できること
- クチコミを得ることで店舗の信頼性を高められること
などです。
登録は無料であるため、MEO対策を自社で行う場合には基本的に費用は掛かりません。
ペットホテルでwebを活用した集客事例
次に、ペットホテルでwebを活用した集客事例について紹介します。
- インスタやLINEなどSNSを活用し、集客に繋げているドッグリゾートホテル
- HPと広告運用を同時に行い、集客を行う猫専用ペットホテル
- 「東京都中央区×ペットホテル」で検索上位を獲得し、高評価のクチコミを集めているペットホテル
事例1:HPと広告運用を同時に行い、集客を行う猫専用ペットホテル
※画像引用元:ねこべや羽田空港店
猫専門ペットホテル ねこべや羽田空港店が行うweb集客方法は、ホームページと広告の同時運用です。
検索エンジンの検索結果画面に表示されるリスティング広告を掲載しており、羽田空港周辺で猫のホテルを探している人に対して、効果的にアプローチしています。
またHPの運用で行っているのは、
- 「ねこべや羽田空港」で検索1位を獲得
- 「ねこ×ホテル×羽田空港」で検索1位を獲得
- 「ねこ×ペットホテル×東京都」でも検索上位を獲得
※記事公開当時
などのSEO対策です。
web集客方法としてHPとweb広告を活用することで、認知拡大や持続的な集客に成功していると言えるでしょう。
事例2:「東京都中央区×ペットホテル」で検索上位を獲得し、高評価のクチコミを集めているペットホテル
※画像引用元:pets.ginza
東京都中央区にあるpets.ginzaはペットホテルの他、ペットカフェ・トリミング施設も経営するペットのための複合施設です。
「東京都中央区×ペットホテル」で検索すると、pets.ginzaはGoogleマップで1番上に表示され、さらに星5.0の評価を獲得しました。
※記事公開当時
MEO対策に成功することで、東京都中央区でペットホテルを探している人の注目を集め、予約率の増加に繋げています。
また、口コミに対しても真摯に返信しており、店舗に対する信頼性も向上していると言えるでしょう。
事例3:インスタやLINEなどSNSを活用し、集客に繋げているドッグリゾートホテル
※画像引用元:Dyplus OSAKA KITA
Dyplus OSAKA KITAは大阪府大阪市にあるドッグリゾートホテルです。
こちらではweb集客方法として、公式Instagramと公式LINEの運用を行っています。
Instagramではお知らせやイベントの情報以外に、預かり中の犬の写真や動画を投稿しています。
ホテルの中で過ごす犬の様子や施設の雰囲気を発信することで、利用者の安心感を高め、予約数の増加に繋げました。
また、公式LINEでは情報発信以外にも予約システムを導入することで、24時間の予約受付を可能にしています。
webを導入するとこういった部分にも対応することができ、業務の軽減・効率化も期待できます。
まとめ
ペットホテルにおけるweb集客の方法と活用事例について紹介しました。
webを活用することで、自社の情報を時間や場所の制限なく、認知してもらうことが可能となります。
web集客を成功させるためには、どういった施策が自社に向いているのか?最適なものを見つけて実施しましょう。
ペトプロでもweb集客のお手伝いができます。
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